会社に行きたくない。仕事辞めたいなぁ。
気分良く辞めれたら最高だけど、実際は難しそう。
円満退社(円満退職)ってよく聞くけど、現実的にありえるの?
本記事では、こんな疑問を解決しています。
「円満退社」は会社を辞める理想の辞め方ではありますが、実際問題、世の中にいる会社員全員が円満に退社できるとは限りません。
人間関係が悪い職場や辞めたいけど会社の都合でなかなか辞めさせてくれない会社では円満退社とは程遠いです。
また近年では、退職代行サービスが多くのメディアで取り上げられ、利用する方も増加してきており、円満退職という言葉自体が風化しつつあるように感じます。
とはいえ、会社を辞めるなら気持ちよく辞めたいし、今後も何か縁があるかもしれないから良好な関係のままでいたいという気持ちは今も昔も変わりません。
今回は、円満退職したい方を対象に会社を円満且つスムーズに辞める方法を紹介しますので参考にしてみてください。
円満退職(円満退社)とは?
円満退職する必要性(メリット)はあるの?
そもそも会社を円満に退職する必要性ってあるの?
結論からいうと、本人次第です。
今後も良好な関係を築いておきたければ円満に退職すればいいですし、金輪際関わる気がないのであれば円満に退職する必要はないわけです。
ちなみに以下は、円満退職したい方に共通する理由となっています。
・どうせ辞めるなら気持ちよく辞めたいから
・退職後も縁があるかもしれないから
・悪評を流されたくないから
とはいえ、会社を辞める際にわざわざ悪い状況にして辞めることにメリットはないので、どうせなら円満退職する方向で行動しておいて損はないですね。
【結論】人間関係が良好であれば円満退職は可能
では、どうすれば円満退職できるのか?って話に移ります。
結論としては、職場内の人間関係が良好であれば円満退職することは可能です。
退職理由が明確で今以上にスキルアップしたい、やりたいことに挑戦したいとかであれば余程のことがない限り気持ち良く送り出してくれます。
逆にそれで引き留めてきたり、辞めさせてくれないのであれば、それ以上その会社にいるこ必要性は感じないですし、円満に退職する必要もないと思います。
会社に退職を告げたとき「年収上げるから残ってほしい」という提案をされても受けない方がいいね。例え給与に不満があっても「お金を出されて残る人」になるより「会社から期待される人」でいる方が長い目で年収は上がる。目先のお金よりも「自分のキャリア」を提案してくれる会社を選ぶのが大事よね。
— moto (@moto_recruit) February 26, 2020
間違いないですね。
円満退職する必要がないケース・パターン
円満退職を目指すしに越したことはありませんが、全員が全員、円満退職できるとは限りませんし、する必要がないケースもあります。
次のような場合は、円満退職は現実的に難しいと考えてください。
ケース1:人間関係が悪い、崩壊している
職場内の人間関係が悪い場合、円満退職することは難しいです。
スムーズに退職できるかどうかは、結局のところ人間関係次第で変わってきます。
全社員と仲良くなる必要はありませんが、最低限、直属の上司や先輩、同僚とくらいは仲の良い関係を築いておくこと良いでしょう。
ケース2:パワハラを受けている
パワハラで円満退職できた事例は確認できないですし、まず無理でしょう。
近年だとパワハラを受けているから会社を辞めたいけど、自分からは申しでることができないため退職代行を利用して辞める方もいらっしゃるくらいです。
パワハラを受けて精神的に病むようなことがあるのであれば関係性を気にする必要なく、即座に辞めるほうが得策でしょう。
ケース3:会社の都合で辞めさせてくれない
「人手が足りないから今辞められたら困る」
「君に辞められたら仕事が回らなくなる」
会社を辞める時に引き留められる理由は様々ですが、会社の身勝手な都合で辞めていく社員を強引に引き留めることはできません。
何らかの理由を付けて脅してくるようなことがあれば弁護士に相談してスムーズに会社を辞めましょう。
【体験談】円満退社が現実的に難しい話
私は、今まで3社の会社で働いてきましたが、その時の経験から円満退社は難しいと考えていますし、極論しなくてもいいと思っています。
理由は次の通りです。
・これからも関わっていたいと思う人やお世話になった人と縁を保っていればいいと思うから
・会社は、スキルアップや自分のやりたいことを達成するために利用するくらいの気持ちでいいから
・辞められることで上司や会社にとってデメリットもあるから
これは私の意見であり、他者からしたら間違っていると思われる内容もあるかもしれません。
とくに上2つは色々思うことがあるかもしれませんので今回は深堀しません。
最後だけ説明しておきます。
辞められることで上司や会社にとってデメリットもある
会社側からすると入社初期に辞められることで採用コストや育成コストが無駄になり、デメリットでしかありませんし、上司(管理職)からすると部下をしっかり管理できていないのでは?と思われる可能性があります。
辞める側は辞めれて良かったとしても、会社や上司にメリットはないわけです。
給料泥棒レベルの社員であれば問題ありませんが、仕事ができる社員がいなくなることは会社や上司にとって痛手になる可能性は高いです。
転職時にオススメな円満退職できる可能性のある理由3つ
転職に限らず会社を退職する際には次のような理由を活用することができます。
- 個人的な理由(スキルアップ、キャリアアップ)
- 家庭の事情(介護、実家へ帰る)
- 病気を理由にする
個人的な理由(スキルアップ、キャリアアップ)
スキルアップやキャリアアップといった個人的な退職理由であれば上司や職場の人間は気持ち良くあなたを送り出してくれる可能性が高いです。
明確な理由がなく、とりあえず辞めてから考るみたいな安易な考え方はNGです。
反論の余地を与えないくらい完璧な退職後の計画を説明してあげることでより理想な退職を目指すことができます。
家庭の事情(介護、実家へ帰る)
家庭の事情で退職することはありがちなケースです。
親の介護や実家へ帰らないければいけなくなったなど、家庭の理由で退職せざる負えない場合、退職される側もしょうがないと気持ち良く見送ってくれることが多いです。
ただ、身内が亡くなったなどの嘘をついて辞めることはリスクもあるので辞めたほうがよいです。
病気を理由にする
病気を理由に退職することは可能です。
近年は、ストレス社会ということもあり、鬱をはじめとした精神疾患になる方が多いです。
病気というと身体的なものを想像する方が多いかもしれませんが、精神疾患も病気になりますので、会社を辞める理由にすることは可能です。
病気なので円満とはいきませんが、会社を辞めるという意味では他の理由よりも確実です。
とはいえ、退職理由が病気でも家庭の事情でも偽ることは、リスクもありますので注意してください。
スムーズな円満退職の進め方5つのステップ
ここからが本題です。
円満退職するために最低限やっておくべきことを5つ紹介します。
【ステップ1】退職理由を上司に話す
【ステップ2】退職時期を伝える
【ステップ3】退職届を提出する
【ステップ4】引き継ぎ業務を済ませておく
【ステップ5】お世話になった人への挨拶周りを済ませておく
【ステップ1】退職理由を上司に話す
円満退職を目指すのであれば、いきなり退職届を提出するのではなく、退職する旨を上司や職場の先輩に相談してみましょう。
辞められる側としてもいきなり退職届を突きつけられるとあまり良い気分とは言い難いです。
【ステップ2】退職時期を伝える
次に退職する日にちを決めます。
有給を消化してから辞めるのか、数か月後に辞めるのか、辞める日取りを決めておきましょう。
退職の日取りが決まったら上司に伝えてあげてください。
【ステップ3】退職届を提出する
退職届を提出します。
退職届の書き方が分からない方は、Googleなどで「退職届 書き方」などで検索してみてください。
【ステップ4】引き継ぎ業務を済ませておく
会社を辞める際は、自分の請け負っている仕事を引き継ぐ必要があります。
仕事内容にもよりますが、引き継ぎをしておかないと他の社員に迷惑がかかります。
円満退職を目指すのであれば、完璧に引き継ぎを済ませておき、身の回りの整理整頓をしてから退社しましょう。
【ステップ5】お世話になった人への挨拶周りを済ませておく
最後になりますが、退職することが決まったら職場でお世話になった人にお礼の挨拶をして周りましょう。
世間はあなたが思っているよりも意外と狭いもので、退職後も仕事を通して関わる可能性がゼロではありません。
これからも縁があるかもしれませんのでお世話になったお礼はきちんとしておいて損はないです。
円満退職が難しい人は退職代行サービスを活用しよう!!
会社に出勤したくない、上司の顔なんて見たくもない。
早く会社を辞めて解放されたい。
安心してください。
円満退職とは程遠いという方には、退職代行という便利なサービスがあります。
退職代行とは?
退職代行サービスは、会社を退職したい方のために退職に関わる作業(連絡)を第3者が代行してくれるサービス
依頼者はとくに何もする必要がなく、代行会社が全て対応してくれます。
退職代行については、「退職代行サービス人気おすすめ比較ランキング13社【評判、口コミ有】」で紹介していますので参考にしてみてください。
なお、弁護士による退職代行は「【費用安い・即日対応】弁護士による退職代行サービス人気おすすめ比較ランキング5選」で紹介していますので参考にしてみてください。
【まとめ】可能な限り円満に退職するのがおすすめ
本記事では、円満退職をスムーズに進めるための流れを解説しました。
結論としては、可能な限り円満に退職したほうがお得です。
どうせ辞めるなら気持ち良く見送ってもらえたほうがいいですし、同業種なら今後も縁がある可能性がありますからね。
円満に退職したい方は、最低限次の5つのステップだけはやっておきましょう。
【ステップ1】退職理由を上司に話す
【ステップ2】退職時期を伝える
【ステップ3】退職届を提出する
【ステップ4】引き継ぎ業務を済ませておく
【ステップ5】お世話になった人への挨拶周りを済ませておく