今回は、こんなお悩みを解決しつつ、仕事が覚えられない人の原因と対策について解説します。
本記事では、次の内容が学べます。
・仕事が覚えられない原因
・仕事が覚えれない場合の対処法
初めてやる仕事がなかなか覚えられないという経験は新入社員や転職経験者であれば誰しも経験したことがあるかと思いますが、一体原因は何なのでしょうか?
技術的な仕事であれば確かに短期間で習得することはなかなか難しいのが現実です。
しかしながら、誰でもできるような仕事にも関わらずなかなか仕事が覚えられないという人がいるのも事実です。
では、一体どうすれば与えられた仕事を覚えることができ、実行に移せるようになるのか考えてみましょう。
仕事が覚えられない原因とは?
仕事が覚えられない原因は、主に本人の意識による問題が高いですが、その他に現場環境や仕事内容による可能性もあります。
まずは、どのような理由で仕事が覚えられないのかを考えてみましょう。
仕事に対しての意識が低い
仕事が覚えられない原因の1つに仕事に対して意識が低いことが挙げられます。
例えば、アルバイトやパートで働いている場合です。
アルバイトやパートで働いている人の場合、正社員と異なり、仕事に対して意識が低い人が多いです。
というのも、雇用形態が正社員ではないため、中には、すぐに辞めてもいいという人や軽い気持ちで働いている人がいる為です。
なお、最近の若年層の方には仕事に対する意識が低い人が比較的多い印象で、正社員であろうが入社翌日に会社を辞めたという投稿をSNSで見かける機会も増えましたね。
メモを取らない
基本的には、どの会社でも職場の上司や先輩が数日間、直接指導しながら一人で仕事ができるまで面倒をみることが大半です。
なので、初めてやる仕事を1度見たり、聞いたりしただけで覚えられる人は、そこまで多くありません。
そのため、多くの人は仕事を教えてもらう時に忘れないようにメモを取りますが、仕事が覚えられない人に限ってメモを取らない人が多いです。
メモを取らないので1日でたくさんの業務を教えてもらった場合、次の日には7割近く飛んでいることも少なくありません。
なお、この場合、逆のパターンとしてメモばかりに囚われすぎて内容をほとんど理解していない状態の人がたまにいるので、メモばかり取りすぎるのも良いとは言えませんね。
仕事内容が技術的で複雑
仕事内容が単純な場合、一度教えてもらえれば大抵の人が覚えられるのですが、技術的で複雑な仕事の場合1日や数日で覚えることは、なかなか難しいです。
例えば、工場勤務でライン工程などをしている場合、1日もあれば業務内容は覚えられると思いますが、エンジニアやプログラマといった職種であれば仕事内容が技術的であるため1日で全ての仕事を覚えることはできないです。
また、忙しい職場ですと、1日のタスクが書いてある紙を渡されて放置されることも少なくありません。
こういった職場に当たった場合は、残念としか言えないのですが、分かる範囲、できる範囲で仕事をやるしかありませんし、分からないことは教えてもらうしかありません。
分からないことを訊けない
仕事が覚えられない理由の1つとして、分からないことを訊けないということが挙げられます。
私を含め、特に最近の若い人で分からないことを自ら訊けない人という人が多いようです。
「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」という言葉もあるくらいですので、分からないことがあっても恥ずかしがる必要はまったくないのですが、いざとなると訊くことができなくなるようです。
分からないことが訊けないと仕事をするのに支障がでるのはもちろん、自分自身を苦しめますし、ストレスの原因にもなりえます。
仕事が楽しくない
仕事が楽しくない、やりたい仕事ではなかった場合、初めから仕事を覚えることを諦めたり、適当にこなそうと考える人がいますが、良くありませんね。
この場合、そもそも本人にやる気がないため、仕事が覚えられないのは当然です。
どんな会社や職場に配属されたとしても、全員が全員やりたい仕事ができるかというとそんなわけにはいきませんので、もし仮に任された仕事がやりたくないような仕事であったとしてもある程度我慢して仕事を覚える努力をすることも必要になります。
キャパシティーが足りない
教えられたことを一度でどの程度覚えていられるかには個人差があります。
キャパが少ない場合、1から10まで仕事を教えられても覚えられないことはあります。
ほとんどの場合、一度聞いただけで覚えることは難しいので、実際に手を動かして体に覚えされることが大切になります。
仕事が覚えられない場合の対策
仕事が覚えられない理由は何となく理解できたでしょうか?
それでは、引き続き仕事ができない場合の対処法について解説しますね。
基本的に仕事が覚えられない理由は、意識の問題である可能性が高いのですぐにできる対策方法を紹介します。
初めてやる仕事はメモを取る
仕事を覚えるコツとして、まずメモを取る習慣を身につけることが大切です。
初めて教えてもらうこと、内容が難しいこと、一度では覚えきれないことなどはメモを取りつつ覚えるようにしましょう。
なお、メモを取ることばかりに気を取られて、内容をしっかり聞いていないと、後でメモを見返しても内容を理解できないのでメモを取る際は重要なポイントだけメモを取るようにしましょう。
一度で全ての業務を覚えようと頑張りすぎない
入社後や新しい職場に配属されると初めの頃は覚えることがたくさんあるため想像以上に大変です。
また、新しい環境ということもあり、本人も一生懸命頑張ろうと気張りがちになります。
一生懸命頑張るのは非常に良いことではありますが、自分の能力以上の業務をこなそうとしても限界があります。
なので、初めの頃は、教えられたことをしっかりと覚えることだけにフォーカスしましょう。
1ヶ月もあれば教わったことの8割は身につくと思いますよ。
分からないことは素直に聞く
仕事をしていく上で最も危険なこととして、分からないことを聞かないということが挙げられます。
分からないことを訊けないということは、仕事を覚えられないことに繋がりますし、重大なミスを犯してしまい兼ねません。
なので、業務内で分からないと思ったことや少しでも不安だと感じたことは、恥ずかしがらず素直に上司や先輩に聞きましょう。
なお、初めの頃は、どんな質問をしても恥ずかしくありませんが、後々になって最初に聞いておくようなことを質問してしまうと恥をかいてしまうので注意しましょうね。
お金を貰って仕事をしている自覚を持つ
仕事覚えが悪い人の特徴として、お金を貰って仕事をしているという自覚が足りない人がいます。
会社に属しているということは、お金を頂いて働いているわけで、ボランティアで雇ってあげているわけではないため、雇われている側は、しっかりと仕事を全うする必要があります。
仕事をしないのであれば、それなりの評価しか受けませんし、終身雇用が崩壊しかけている今、クビにならないから適当でも大丈夫みたいな考えでいると痛い目を見るのは自分自身なので注意しましょうね。
複雑な仕事や技術的な仕事は時間をかけて覚える
エンジニアやプラグラマといった仕事は、内容自体が技術的、専門的であるため、一般人が一朝一夕で覚えられることは難しいです。
そのため、技術的、専門的な知識や経験が求められる仕事については、数ヶ月~1年くらい時間をかけて覚えるようにすると良いです。
なお、未経験者の方で早く技術を身に付けたいと焦って仕事を覚えようとしますが、焦れば焦るほど仕事で空回りするので、なるべく冷静に且つ、着実に仕事を覚えるようにしましょう。
最初の数ヶ月間は仕事を覚える期間です
入社して間もない頃や転職した場合、ほとんどの人が新しい環境で仕事に取り組むわけですが、仕事を初めて数日~1ヵ月も満たない期間で仕事ができない、仕事覚えが悪いからといって自分を責める必要は全くありません。
なぜなら、未経験で始める仕事に至っては、経験や知識が全くないわけなので、そもそも数日~1ヵ月で仕事を全て覚えるのは難しいからです。
そのため、仕事を開始してから数ヶ月~半年間は仕事を覚える期間として定めておき、その期間内で教えてもらったことは極力身に付けておけるように努力しましょう。
最初は、会社の力になれなくてヤキモキする部分も多少なりともあるかもしれませんが、半年後か1年後には職場の仲間に頼られるような人材になれるように頑張りましょう。
まとめ
本記事では、仕事が覚えられない人のために原因と対処法を解説してきました。
基本的に、仕事が覚えられない原因は、本人の仕事に対する意識の問題と職場の環境が関係している可能性が高いため、まずは、仕事をする人自身が仕事に向かう姿勢を高く改善していく必要があります。
その上で、専門的な知識や技術が必要な仕事については、時間をかけて焦らずに覚える努力をしていきましょう。